新生児期(生後0〜1ヶ月)はどんな時期?

生まれたばかりの赤ちゃん(新生児)は、体の機能がまだ未熟で、体温調節も自分ではうまくできません。授乳・おむつ替え・沐浴を繰り返す毎日ですが、慣れないうちは戸惑うことも多いもの。正しい知識を身につけて、自信を持ってお世話しましょう。

沐浴(もくよく)の基本的な手順

新生児は、へその緒が取れるまで(生後1〜2週間程度)は大人と一緒のお風呂には入らず、ベビーバスで沐浴を行います。

沐浴の準備

  • ベビーバスにお湯を張る(温度の目安:38〜40℃。肘で確認するか、お風呂用温度計を使用)
  • バスタオル・着替えを広げて準備しておく
  • ベビー石鹸またはベビー用ボディソープを泡立てておく
  • おむつも用意しておく

沐浴の手順

  1. 顔を拭く:お湯につける前に、ガーゼをお湯に浸して固く絞り、目頭から目尻の方向に優しく拭きます。
  2. 頭を洗う:赤ちゃんをフットボール抱きにし、お湯で頭を濡らして泡でやさしく洗い、しっかりすすぎます。
  3. 体を洗う:赤ちゃんをお湯に入れ、首・脇・お腹・背中・足の付け根のしわの部分を丁寧に洗います。
  4. すすぐ:石鹸が残らないよう、しっかりとすすぎましょう。
  5. 拭く:バスタオルで包み、優しく押さえるように水分を拭き取ります。こすらないことがポイントです。
  6. 保湿する:赤ちゃんの肌は乾燥しやすいので、ベビーローションやベビーオイルで全身を保湿します。

授乳の基本

新生児は胃が小さく、1回に飲める量が少ないため、1日8〜12回程度の頻繁な授乳が必要です。母乳・ミルク、どちらの場合も基本的なポイントがあります。

  • 母乳の場合:赤ちゃんが欲しがるタイミングで与える「自律授乳(じりつじゅにゅう)」が基本です。乳頭のくわえさせ方(ラッチオン)が重要で、浅いと乳頭が傷つきます。
  • ミルクの場合:パッケージの指示に従って調乳します。哺乳瓶は毎回消毒が必要です。
  • 授乳後:赤ちゃんを縦抱きにしてゲップをさせましょう。飲んだミルクの逆流(溢乳・吐き戻し)を防ぐためです。

おむつ替えのポイント

  • 新生児は1日に10〜15回おむつが汚れることも珍しくありません。
  • 排便後はなるべく早く替え、おしりをしっかり拭いておむつかぶれを予防します。
  • 女の子は前から後ろに向かって拭く(逆方向は細菌が入りやすいため)。
  • おむつはウエストや太ももにすき間ができないよう、でも締め付けすぎないように装着します。

こんなときは産院・小児科に相談を

症状対応
38℃以上の発熱すぐに小児科または産院へ
授乳のたびに大量に吐く小児科に相談
うんちが5日以上出ないかかりつけの小児科へ
へその緒の周りが赤い・臭う産院または小児科へ
体重がなかなか増えない1ヶ月健診で相談、または早めに産院へ

「こんなことで病院に行っていいの?」と遠慮せず、少しでも気になることは専門家に相談することが赤ちゃんの安全を守ることにつながります。